住まいの空気質

HOUSING GUIDE

住まいの空気質-基準は赤ちゃん®-

皆さんが、毎日の暮らしの中で、いちばん体の中に取り入れているもの。
それは、食べ物でも飲み物でもなく、「空気」です。
その量は、食べ物や飲み物の10倍以上。

空気は、人の体をつくります。
そして、人がいちばん吸い込む空気は、住まいの空気です。
だから、私たち新産住拓は、住まいの“空気質”にこだわります。

基準は、赤ちゃんが安心して暮らせること。
なぜなら、家族の中の誰よりもデリケートで敏感で、守るべき存在であるから。

目指すのは、国際基準よりも厳しい
「0.01ppm未満」。

(※ppm:化学物質などの濃度を示す単位。
数字が小さいほど、化学物質が少ないことを示します)

私たち新産住拓が“空気質”に注目したのは、1995年のこと。
「シックハウス症候群」の存在を知ったことが、きっかけでした。

シックハウス症候群の原因は、住まいの空気。
建築材料に含まれる「ホルムアルデヒド」などの有害な化学物質が室内に充満し、
体調不良を引き起こすというものです。
のちに大きな社会問題となりますが、当時は、まだあまり知られていませんでした。

「私たちのつくる住まいが、ご家族の幸せな暮らしを奪ってはいけない。」
私たちは、福岡大学の須貝高教授などの協力のもと、当時まだ珍しかった「健康住宅」に挑戦しました。

化学物質を含む材料はできるだけ使わず、自然素材を活用した住まい。
1999年には、日本の住宅会社で初めてホルムアルデヒド濃度の公開測定を実施し、注目を集めました。

その後も私たちは、より空気質の高い住まいを追求。
現在は、独自の目標として「ホルムアルデヒド濃度0.01ppm未満」を掲げています。
世界保健機関(WHO)や厚生労働省が定める基準値「0.08ppm以下」をはるかに下回る、
極めて厳しい基準です。

基準は赤ちゃん、その理由。

私たちの厳しい基準の裏側にあるのは、
「デリケートで敏感な赤ちゃんを守ってあげたい」という想いです。

空気は、人が体内に取り入れる物質の、約83%を占めています。
飲み物が8%、食べ物が7%ですから、空気はその10倍以上にのぼります。
ですから、良質な空気の中で暮らすことは、人の体にとって大切なことです。

そして、人がいちばん吸い込むのは「家の中の空気」。
特に、生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんどを家で過ごします。

また、空気の質により敏感なのは、大人よりも子どもです。
大人と子どもの呼吸の量を比較すると、子どもは大人の約2倍というデータがあるのです。
より多くの呼吸をする分、空気中の化学物質の影響を受けやすくなると言われています。

いちばんデリケートで、いちばん敏感な赤ちゃんが、安心して暮らせる空間。
それは、赤ちゃんだけではなく、すべてのご家族が安心・快適に暮らせる空間であると、
私たちは考えています。

空気質を高める、たくさんの取り組み。

「ホルムアルデヒド0.01ppm未満」のための、
たくさんの取り組み。
その一部をご紹介します。

  • 見えない構造部分にも無垢材を

    一般的な住宅では、壁や床の下地になる部分は、
    薄い木の板を接着剤で貼り合わせた「合板」を使用します。
    新産住拓ではこれらの材料にも、化学物質を含まない無垢の一枚板を使用。
    住まいの湿度を調節し、常に快適な空間をつくる効果もあります。

  • 素足で歩きたくなる、無垢の木の床

    ここにも、木を貼り合わせた合板ではない、無垢の木のフローリングを使用。
    余分な湿気を吸収してくれるので、雨の多い季節やお風呂上がりもべたつき知らず。
    冬場でも、極端にひんやりすることがありません。
    また、床表面の仕上げ材には、日本の伝統建築でも使われる「エゴマ油」を使用。
    木の呼吸を妨げないので、素足で歩きたくなる、やさしい肌ざわりの床が生まれます。
    万が一赤ちゃんが舐めても安心です。

  • におわない、カビが発生しにくい、健康な押し入れ

    押し入れの内部にも、合板ではなく無垢の木材を使用。
    湿気がほどよく調節され、カビやダニが発生しにくい、
    健康的な押し入れです。

  • 有機栽培・無着色のイ草でつくった畳

    畳には、契約農家である八代市の倉井敏生さんが
    新産住拓だけのために育てた、有機栽培のイ草を使います。

    また、畳づくりのプロセスで一般的に行われる、イ草の「泥染め」を行いません。
    イ草を泥に浸けないため、赤ちゃんが舐めても安心です。
    クッション性が高いので、万が一転んでも大きなケガになりにくい点もメリット。
    イ草本来の、牧草のような柔らかい香りも魅力です。

  • 「強さ」と「空気質」を両立するシロアリ対策

    木の住まいには、シロアリ対策が欠かせません。
    しかし、良い空気質の維持には、柱に薬剤を吹きつける従来のシロアリ対策は、できれば避けたいもの。
    そこで私たちが選んだのが、「ACQ加圧注入防腐・防蟻処理」という方法。
    安全性の高い薬剤を柱に注入することで、化学物質の飛散を抑えます。
    一般的な木造住宅のシロアリ対策が5年であるのに対し、
    保証期間が最大30年になる点もメリットです。

【お客様の声】Tさま(宇城市)

主人や次男がアレルギー体質で、以前は毎月病院通いをしていたほどです。
アレルギーのひどいお子さんを持つお母さんから、新産住拓で家を建てて症状が和らいだと聞いて、もしかしたら…と
モデルハウスを見に行ったのがきっかけです。(奥様)

木の香りが凄くいい。この家に暮らすようになってから体の調子もよく、喉も痛くなくなりました。(ご主人)

※お客様ご家族の感想であり、効果を保証するものではありません。

住まいに「良質な空気」をつくるための、
私たちのこだわりをご紹介しました。

しかし、どうしてもホームページではお伝えできないものがあります。
それは、私たちがつくる住まいの、実際の空気です。
もし、私たちがつくる空気に興味がありましたら、新産住拓のモデルハウスに足をお運びください。

「住まいの空気質」を、五感で体験していただけます。