最新鋭の工場と匠の技
最新テクノロジー×匠の技
時間を掛けて天然乾燥した木材は、柱・梁(はり)・床など、住まいの部位に合わせて、さらに加工します。
注文住宅はオーダーメイドですから、形や長さなどが、1邸1邸異なります。
このようなお話しをすると、大工さんが建築現場で木を加工する姿をイメージする方が多いかもしれません。
ですが、現代の住まいづくりは、このようなプロセスの大半を、工場で行います。
多くの住宅メーカーが、専門の木材加工会社に依頼するプロセス。
私たち新産住拓は、このプロセスにもこだわります。
高品質な木の家を支える、プレカットの技術。
日本の木の家は、長年にわたり、大工さんの熟練した技術が支えてきました。
しかし、住宅の性能が年々向上し、大工さんに求められる技術は次第にレベルアップしています。
また、高齢化や後継者不足もあり、熟練した大工さんは残念ながら減少傾向です。
このような問題を解決するため、現代の木造住宅は「プレカット」という加工方法が一般的です。
プレカットとは、柱などの木材を現場で加工(カット)するのではなく、工場で加工し、建築現場に届ける…という方法です。
工場ですから、加工はたくさんの機械が行います。
時として人の手も上回る、ミリ単位での精度の高い加工は、木の家の品質向上にもつながり、また大工さんの負担を減らすことにもつながりました。
現在では、国内の木の家の90%以上が、プレカットでつくられています。
私たち新産住拓の住まいも、プレカットを採用しています。
こだわりが生んだ、71,000m2の巨大工場。
1992年、プレカットがまだ珍しい時代のこと。
新産住拓本社の隣に、自社建設のプレカット工場が誕生しました。
その後、私たちの木材の拠点である人吉・球磨地域に、大規模なプレカット工場を建設。
およそ71,000㎡の敷地に、年間250邸の住まいづくりが可能な木材をストックし、最新の機械による加工を行っています。
プレカットを専門の工場に発注する住宅会社が多い中、自社工場を持つ地元住宅メーカーは全国でも珍しいと言われています。
これも、「地元の木を使った良質な住まいを、適正価格でお客様へお届けするため、品質管理・技術開発も自らの手で行いたい」という、
私たちのこだわりの結晶です。
オーダーメイドの住まいだから、最後は匠の技を。
プレカット工場で活躍しているのは、機械だけではありません。
私たちがつくる注文住宅は、1邸1邸がオーダーメイドのため、同じ住まいは1つもありません。
ですから、すべてを機械に任せることはできないのです。
ここで、「匠」と呼ばれる職人たちの出番です。
機械だけでカバーできない細かな箇所や仕上げの部分は、匠たちの手で、“てまひま”をかけて行います。
機械に任せられる作業は機械に任せ、匠たちは、繊細な手技が求められる作業に集中する。
機械と人が共存することで、時間とコストを削減しつつ、注文住宅ならではのキメの細かい住まいを実現します。
新産住拓を知り尽くした大工さん、職人さん。
お客様の住まいを建てる現場でも、大工さんや各分野の専門職人さんが汗を流します。
新産住拓では、住まいづくりにご協力いただく大工や職人の方々を「パートナー」と呼びます。
私たちの住まいづくりに共感いただいた方だけをパートナーとして迎え入れ、毎月の会議で技術と想いを共有します。
新産住拓を知り尽くした匠たちが、“てまひま”を掛けて、オンリーワンの住まいを形にします。
もちろん、ベテランから次世代の匠へ、技術の伝承も行われます。
熊本の木の住まいを、これからもつくり続けるための技術と知恵が受け継がれていきます。
日本の木の住まいは、機械の発達によって、
飛躍的に性能が向上しました。
しかし、「最後は人の手で」。これは、今後も変わらないでしょう。
機械には自社工場のこだわりを、人には技術と想いの伝承を。
新産住拓は、住まいづくりのプロセスにも
“てまひま”を惜しみません。